イギリスの画家、L・S ローリー(LS Lowry)が描いたこちらの絵画が、3000万円ほどでオークションで落札されたそうです。
えっ、どうみても落書きにしか見えませんが?
これが芸術が分かる人が見ればわかるのでしょうか?
いやいや、実はこれにはちゃんとした理由があるんです。
![]() フェルメール 真珠の耳飾りの少女 / 青いターバンの少女 スタンダード版 複製画 [画寸41×… |
実はこれ、彼の作品の下書き、スケッチの状態のものなんです。
彼は1976年にすでに亡くなっているのですが、生前に売る目的ではなく、親しい人たちに自分が描いたものをサイン付きで無料で配ったりしていたそうで、そのうちの2枚の作品が発見され、オークションにかけられたところ、熱烈なファンが高額で落札した、ということなんです。
もうすでに亡くなっている方なので、ファンにとってはコレクションしておきたいと思ってしまうんでしょうね。
これだけみて「3000万!」とか聞くと、画家っていいな~と思いますが、
死んでいるからこそスケッチですら高値で取引されるという、
自分の死後に価値が上がってしまうっていうのは皮肉なもんですね。