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12歳女子(中1)と7歳男子(小2)の子育てブログ たまに趣味の編み物の事も書いています

辻村深月 「オーダーメイド殺人クラブ」あらすじ ネタバレ 感想 装画=またよし

読んだ本をご紹介します。

 

作家は、辻村深月さん。

 

タイトルは、『オーダーメイド殺人クラブ』です。

 


 

 

目次

 

 

オーダーメイド殺人クラブ 概要

『オーダーメイド殺人クラブ』は、『小説すばる』にて2009年11月号から2010年11月号まで連載された作品です。

2011年に第146回直木三十五賞にノミネートされた作品です。 また、2012年に第25回山本周五郎賞候補にもなりました。

 

 

 

オーダーメイド殺人クラブ あらすじ

中学二年生の小林アンは、クラスでも上位に入る「リア充」。

一方で内心は、些細なことで激変する友達との関係に悩み、死や猟奇的なものに惹かれる自分を隠していた。

そんな日々の中で、生きる意味を見出せないアンは、「昆虫系男子」の同級生・徳川に、自分の殺害をオーダーするのだった。 

 

 

※以下の文章には、「オーダーメイド殺人クラブ」のネタバレが含まれます。

意図せずにネタバレ記事に来てしまった方、ネタバレや考察自体が苦手な方はお戻りください。

 

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オーダーメイド殺人クラブ 感想 ネタバレ

ラストの展開に発展するまで、読むのがとてもツライ作品でした。

猟奇的で残酷な描写が所々にありました。

今まで辻村さんの色々な作品を読んできて、「子どもたちは夜と遊ぶ」のように似たような残酷で猟奇的な描写、殺人が起こる作品も読んできたのですが、こちらはその残酷な行為、思考を中2の子供がしているというのが、もうすぐ中2になる娘を持つ私としては読んでいて辛かったです。

読んでいる最中も、

「これ図書館ではティーンズコーナーにあったけど、この内容だけど本当に読ませてしまっていいの?私は娘には読ませたくないな・・・。」

と何度も思わずにはいられませんでした。

 

確かに「中2病」と世間でも言うように、この時期は心身共に子供から大人へ変化する過渡期。

大人とも子供ともつかない間で揺れ動く多感な時期。

女子特有の派閥や、大人に対する反抗、思春期ならではの理想と現実、自分なりの主張などの葛藤が自分の内外で色々ある時期だと思います。

 

けれども主人公の女の子や殺害を依頼された男の子のように少年Aや少女Aに憧れて、例え殺害する相手が自分自身であったとしても実際に殺害計画を立てたり実行しようと試みたりすることとはまた違うのではないかと思いました。

先程述べた思春期の誰にでもある複雑な葛藤とそれとは違うのではないかと思いました。

 

ただでさえ多感な時期なので、良からぬ事を考えても踏み止まるか、実行してしまうのかは紙一重な状況。

そんな紙一重の不安定な状況のこの時期の子供がこの作品を読むと、良からぬことに背中を押されてしまうことにならないのか、助長することになってしまうのではないかとドキドキしてしまいました。

 

最終的には、1番乗り気のように見えていた男の子の方が、「殺せない、殺したくない」と言い事件は起こされなかったが、主人公の女の子は当日も殺してもらう気でいました。

 

結局、自分たちが望むように殺し殺される願望はこの思春期の思想ならではのことで、結局はお互いへの恋愛感情にも気付いたようで、最後は綺麗な形?で前向きに終わったのですが、果たしてこの時期真っ最中の私の娘やその年頃の子供達が読んだらどう思うのだろうと思わずにはいられない作品でした。

 

余談ですが、辻村深月さんの「スロウハイツの神様」のチヨダコーキがチョビっと関連する内容(内容的には良い内容ではないのですが)があったので、「スロウハイツの神様」そしてチヨダコーキ好きの私的には少し嬉しかったです。

 

 

オーダーメイド殺人クラブ 装画=またよし

イラストレーターのまたよしさんです。

大丸・松坂屋の冬の贈り物、キービジュアルとカタログの表紙を描かれていました。

 

 

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